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謹賀新年

2019年01月01日 14:14




あけましておめでとうございます。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年もよろしくお付き合いいただけますよう、お願い申し上げます。


◆◇◆◇


大晦日に降り続いた雪も止み、曇り空の合間に時折穏やかな陽光が差す静かな元日です。


昨年は自分自身にとって転換となる作品を生み出せた一年でした。
数こそ控えめでしたが、これまで重ねてきた作品を更に融合させるなどして新たな可能性を探ってみたり、人形作品においても心のままに造形をする楽しさへ舵を切ってみたりと、チャレンジしたことにより大きな成果を手にする事ができたと思っています。
そして今年は引き続き……と行きたいところですが、大きな環境変化があるために、しばらくの間発表を控えることになりました。
己の歩みでしか進んで行けない私ではありますが、二度とない日々を確実に一歩ずつ前進して行きたい気持ちです
少々間はあいてしまいますが、再びお目にかかるその日までどうぞお待ちくださいましたら幸いです。


2019年が皆様にとってより一層の輝きに満ちたものとなりますように。


槙宮 サイ

休日に

2016年03月10日 15:34




三寒四温の言葉通り、暖かな日が増え始めた3月。
東京の最高気温20度という目を疑うような陽気の火曜日に、久方ぶりの展示巡りへと出掛けてきました。
いつもの仕事の合間に慌しく鑑賞するというのではなく、お休みを丸々使っての展示巡り。




丸の内でお友達と待ち合わせて向かったのは、まずひとつめ
『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』
3/4-5/22 三菱一号館美術館 http://mimt.jp/paris-hc/

1900年代から現代までのオートクチュールの歴史を概観。
約100年前のドレスやケープのいまだ色褪せない美しさに目を瞠ります。
1920年代のオリエンタリズムやアールデコのロマンティックさは、職人の高い技術力による美麗な刺繍やビーズワークが生かされ、その手仕事の確かさに感動を覚えます。


ふたつめは、丸の内から程近い銀座で
『YÔKAÏNOSHIMA/シャルル・フレジェ展』
2/19-5/15 銀座メゾン エルメスフォーラム 8F 入場無料
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/archives/14259/

日本の祭礼や儀式装束を纏った姿を、フランスの写真家シャルル・フレジェが記録していきます。
従来の民俗学的アプローチとは違った視点を感じつつも、それ故に客観視され浮きたつYOKAIたち。
前作ワイルドマンシリーズも数点展示されていましたが、そこに見る共通性と相違点など、人々の異界との交流の営みを想うものでした。
世界中古くから続くこの営みは、人形制作をする上で私の感じるものにも繋がるのかもしれません。
シャルル・フレジェは恵比寿でも展示中との事。
シャルル・フレジェ展「BRETONNES」
http://mem-inc.jp/2016/02/06/160210_freger_jp/
3/13までですが、こちらも興味深く面白そうです。


そして最後は、浅草橋へ
『eclectic 夜想+平安工房人形展』
3/4-28 パラボリカ・ビス http://www.yaso-peyotl.com/index_17.html

言わずもがなの、新作旧作力作が勢揃いです。
同時開催の中川多理さん作品エレンディラ、南米の太陽を想わせる野性味のある少女も素晴らしく。
同時開催されている江村あるめさんの『ひなまつり』展は、人気のひなドールたちが圧巻の21体。
とにかく画像で拝見していたのよりも想像以上に細やかな造形とディティールへの拘りがあり、自然光の下で見る愛らしさは出色。
サソリ風味のマンティコアちゃんがお気に入りでした。
今回、なぜか褐色肌の作品が多かったのは何故でしょう?
偶然の一致もまた楽しい見所の展示会でした。


一日目いっぱい楽しんで、エネルギー満タンチャージ。
良い春の日の一コマでした。







お付き合いしてくれたお友達に感謝。

謹賀新年

2016年01月05日 13:42




あけましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。


三が日も終わりエンジンをかけ直し中の現在、ちまちまと球を作る作業で粘土始めです。
今年の作品発表は初夏の頃になる予定で少し期間がひらきますが、この間じっくりと人形と向き合いより豊かな作品になるよう励みたいと思っています。
小雪とはいえ冬籠りしつつ、ゆっくり確かに、ふつふつと香り立つように。

本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

大晦日に

2015年12月31日 13:38

2015年も終わりが目前となりました。

今年は何と言っても、人形寫眞文庫『槙宮サイ』を刊行する事がかなった素晴らしい年でした。
それに伴い春以降は人形作品から小品まで発表する機会をたくさん頂戴し、少しでも多くの方にご覧頂けたのではないかと思っています。
怒涛の日々ではありましたが、かけがえの無い刺激的で貴重な経験を得た一年は、私自身の成長と制作への確かな糧となったように思います。
この素晴らしい経験を胸に、来年も心を込めた作品作りをしてまいります。

ご尽力ご協力賜りました方々、そして作品をご覧くださった皆様に、厚くお礼申し上げます。


どうぞよいお年を。


備忘録のような

2015年12月06日 00:57

今年も残すところ後少し。
せっかくの上京をしてきた訳ですから、たまには備忘録的な日記を書こうと思いいたり。
ツラツラと書き記します。





こちらは展示期間中、みうらじろうギャラリーにて行われていた伽井丹彌さんの個展。
私の滞在していた浅草橋からも歩いて行けたので、てくてくとお邪魔してまいりました。
伽井丹彌さんの作品を拝見するのは2004年の現美のイノセンス展以来でしたので、実に11年ぶり。
照明を落とした会場に、等身大の作品達が思い思いのポーズで鎮座しています。
視線を合わせるように作品前に佇むと、その眼差しの深さに絡め取られるような何とも力強い作品の魅力に、暫し時を忘れるほどでした。
会期は13日まで。
どうぞ、お運びください。




そんな展示巡りの合間には、友人作家さんと命の洗濯ランチ。
丸の内にある三菱一号美術館併設のカフェ『1894』は、かつての内装を復元したというアンティーク調がシックで落ち着く素敵カフェ。
天井が高くて、気持ち良い!
お料理も本格的で、ちょっぴり贅沢な時間を楽しみました。
今度は、カフェタイムに来てみたいな。





今回の人形展Edenでは、人形寫眞文庫でお世話になった小林絵美さんの版画作品も展示されていました。
そんな訳で、小さなモチーフ一個の作品を購入…♪
煌めく鉱石の中に、星粒光る銅版画です。
早速アトリエにクリスマスのリースと飾ったら、オシャレな冬の風情が決まった感じに。
小さめの作品なので、どこに飾っても似合いそうだな~。


そんなこんなで、暮れてゆく2015です。
次の作品にも着手しつつ、冬籠りの支度中。
日々の煌きを胸に、春にはよい子が仕上がりますように。



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